愛媛のみかん農家が教える 不知火、せとかの摘果

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

戸田果樹園です。

 

本日のテーマは不知火とせとかの摘果です。

 

摘果は果実の品質を上げるための不可欠です。

 

しかし

ベテラン農家の技術が必要です。ここではベテラン農家の摘果のタイミングと時期についてまとめました。

 

Contents

早期摘果のメリット

  1. 果実が大きくなる
  2. 夏枝が発生し成長が進む。それにより樹勢維持と来期の収量の確保ができる。
  3. 細い根ができる。それにより樹勢の維持と減酸が進む
  4. 来春の花が多くつく。貯蔵養分の増加する

 

摘果の方法

 

不知火

早期摘果 見直し摘果 仕上げ摘果
時期 6月中旬から下旬 7月上旬から下旬 8月中旬から下旬
落とす果実 表なりの直花果 小玉果、遅れ花果、奇形果、内成、裾成り果 内なり、スソナリの見残し、小玉果、傷果
摘果程度 70~80に1果 80から100に1果 100から120に1果

 

 

せとか

 

早期摘果 見直し摘果 仕上げ摘果
時期 6月中旬から下旬 7月上旬から下旬 8月中旬から下旬
落とす果実 表なりの直花果 小玉果、遅れ花果、奇形果、内成、裾成り果 内なり、スソナリの見残し、小玉果、傷果
摘果程度 70~80に1果 80から100に1果 100から120に1果

 

はれひめ

 

着果率が低いため、生理落果が終わる7月下旬まで摘果しません。

粗摘果は7月下旬から8月上旬に葉果比40から50とし有葉果を残します。

多く摘果をすることで果実は大きくなりますが、品質も低下しやすいです。

ポンカン

ポンカン 摘果

ポンカン 摘果

 

層k時の肥大が悪く後期肥大が盛んなため粗摘果は太田ポンカンは6月下旬、今津ポンカンは7月下旬から8月上旬に葉果比80としスアガリしやす果実(粗果皮、果梗枝の太果実)を摘果します。最終100から120に仕上げます。

 

以上不知火、せとか、ポンカンはれひめの摘果についてでございました。

 

ご覧いただきありがとうございました。

 

 

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